書体のはなし
いつか自分の制作に字游工房の書体を使いたいなと前から何となく思っていた。
卒業制作用に何かしら書籍本文用書体を買わないといけないな、というのも思っていた。
それなりにお金もかかるので選択は慎重にしなければならない。
今回卒業制作で使用した「游明朝36ポかな」はその名の通り36pt=約50Qの活字を元に作られているわけだから、用途はもともと見出し用。
何故本文に使ったのか。
正直に言えば使ってみて周りがどういう反応をするか見てみたかったというのもある。
魔笛は、「チープな魔法・想像力をくすぐるキャラクター・善悪のどんでん返し・キャラクター各々の愛の形」がキーワードだと思っている。善悪が途中で交代するものの話自体は大衆向けのたわいもないものだ。
これの装幀を「スタンダード、でもどこか懐かしく、昔みた児童文学全集の物語の様な」雰囲気にしたかったため、「何となく癖はあるが古くさすぎず本として読めそうな書体」を捜した。
ちなみに卒業制作の本文は12Qで組んでいる。行送りは21.75H。
この書体は「を」の形にため息がでる。
36ポかなのページ