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魔笛の資料と自分で描いたイラストレーション。
引用元がないものは自分が描きました。
Mar 19
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絵本「魔笛」の方向性を考えるにあたって

イラストレーションや装丁の具体的なビジュアルを考えるにあたって関わってきそうなところをいくつかあげる

□善悪が交代する

□魔法も出てくる

□時代はいつだかわからない

□抽象的だけど印象的な登場人物

□当時の西洋人から見たエキゾチックであろう登場人物の衣装設定(タミーノは日本の狩衣を着ている設定だけど、舞台はエジプトになっている)

□普通の市民向けのお芝居のようなオペラ

普通に市民に向けたオペラ、ということは、細かいところ(時代考証など)を無視してファンタジーの世界を楽しめるものを目指したと思われる。

魔笛の魔法は単純明快なものになっている。(笛を吹きゃ何とかなる、鈴を鳴らせば何とかなる)

フリーメイソンの教義が演出にも関わってきているという指摘は本にもあったけれど、そこは鑑賞者側にとって重要ではない。

「ファンタジックでよくある感じ、でもちゃんと楽しめる世界観をどう演出するか」

をつめる方向でいこう、と思った。

肝心のどう演出していくかについて。

1 子供の頃に読んだ童話全集のような雰囲気を挿絵黄金期の作家のようなイラストレーションで演出する

2 もとはオペラだ、ということをふまえて、紙を大量に使って本の中で劇場的空間と時間の流れを作り、そこにファンタジックな装飾をする。ただし独りよがりにならないようにする。(話を知らないとわからないだとか、ただ無駄にでかいだけの作品にならないようにする)

1と2の違いは、前者はオーソドックスな絵本として仕上げることを目標としていて、後者はより実験的に本の中の構造と時間軸に立ち向かうことを目標としている。

結果的に1を選んだ訳だが、これはちょっと失敗だった。イラストレーション、なかなかかけなかった。

2にした場合、読み物としての魔笛を楽しませることができなくなるであろうなと思ったのと、実験ばかりに目がいって魔笛そのものに目がいかなくなるのはちょっとつまらないなと思ったこともあって、オーソドックスな演出を選んだ。魔笛という題材をすごく魅力的に思っていたので。

あと、頑張れば自分もイラストレーションが描けると勘違いしていた。

やっぱりずっと描いてきた人と比べたら見劣りしちゃうのはあたりまえだ。